復習ページ
第10回 心エコー技術レクチャー
初級・中級者コース
対象レベル:経験2年から5年くらい
ルーチン検査に役立つ技術
第1講:抜け漏れのない検査を素早く行う
第2講:傍胸骨左縁アプローチ
第3講:心尖部・心窩部アプローチ
◇会場聴講のみ
日 時:2023年3月21日(祝・火) 14:10~17:50
会 場:東京文具共和会館 5階B室
実演解説:野間 充 (末次医院 循環器科)
参加費 :5,800円
協 力:キヤノンメディカルシステム株式会社
受講した方からいただいた感想
アンケート回収率 95%
1.受講した方の経験年数
※検査経験1年から5年くらいの方の研修会としてプランニングしています。
2.受講した方の満足度
第10回心エコー技術レクチャーを受講した方からいただいた感想
3.研修会はいかがでしたか?
※受講した皆さんからたくさんの感想をいただきました。
●手元の実際の操作を見れたのが良かった
●描出のポイントを話しながら実演していただき分かりやすかったです。
●実際に描出された画像で描出や計測のコツを説明していただけてとてもわかりやすかった。
●とてもわかりやすく勉強になりました。細かく解説していただきわかりやすかったです。説明→実演という流れでわかりやすかったです。
●とても参考になりました。どこを計測すべきか、どこを描出すべきかを知れてよかった
●実際に測定し、その数値についての考え方の解説が興味深かったです。とりにくい方のとる方法で実演頂けて良かったです。とても参考になりました。ありがとうございました。
●細身で心尖部からの描出がしにくい被検者に対して工夫と先生ご自身の経験をふまえた解説が非常にわかりやすかった。
●とても参考になりました。正しい計測値でなければ臨床に役立たないと思いながらも実践では理論的にいかない事も多々あると感じながら日々の検査をしていますが、野間先生の講演はそういった思いを汲んで説明、講義をしてくださるのでとてもありがたいです。
●虚血の時の観察方法、短軸での壁の観察方法がとても詳しくてわかりやすかったです。
●実演のとき、手元をカメラで撮ってくださっていますが、位置が決まって微動の時は手元をもう少し拡大してほしかったです。少しの傾きを確認できればと思いました。
●初心者にも分かりやすかったが、もっと勉強してから受講したらもっと良かったかも・・
●実演はわかりやすかったが、手元の資料をもう少し充実させて頂けたらメモの取りやすいと感じました。配られた資料のどこをみたらいいいのかわからない時があった。せっかく頂いても見るタイミングがわからなかったらもったいない。
●手元はほぼ動かないという事がわかりました。画像では微妙な動きはなんとなくわかりました。
●とても分かりやすかった。ただ、最初の方はモニターの画面が見づらかった。(暗く見えた)もたもたしてる、時間がもったいなかった。
●プローブのたおす角度が分かりづらかったですが、テープをはった後はわかりやすくなりました!実際先生の計測する所を見るととても参考になりました。
●プローブ走査のコツやポイント、描出の計測で抑えるポイントなど基礎的なところから解説して頂き明日からの検査に活きる研修でした。壁厚の計測など特に悩んできた所なので勉強になりました。
受講した方からいただいた 質問と答え
大事なご質問です。どの測定値を信頼できるのかについては、流速を用いた方法であれば、均等な血流を記録できている場合は採用しますが、同一断面で流速に偏りがある場合は用いません。断層から求める時は、適切な断層面をとらえられていなければ採用しないようにしています。各々の計測値を信頼できるかどうかについては、レクチャー中にお話ししましたので再確認いただければと思います。
2Dとディスク法で不一致になるのは、壁運動異常がある時が多いと思います。RVOTの描出については、傍胸骨左縁で描出しにくい時には心窩部からアプローチするとうまくいくことが多いですが、正常のモデル君ではお見せできなくてCOPDの人では描出できることが多いです。
ガイドラインでも示されていますが、右室全体が描出される断面で計測することが推奨されています。また、右室自由壁と三尖弁のヒンジの部分の動きを最も反映できるからだと考えています。
長軸断面と同様に僧帽弁の先端になると理解しています。
左室流入血流を正面からとらえること(流入血流を真っすぐとらえられる)ができた方を採用するといいと思います。
よくわかります。心窩部からアプローチすると適当な断面が得られることがお有りますが、計測できないことも少なくないと思います。